緩和曲線道床素材の種類と使い方
基本的な使い方…小判型エンドレスで使う

緩和曲線の種類はクロソイド曲線とサイン曲線の2種類がございますが、小判の縁形の単純なエンドレスの場合では、どちらをご使用いただいても構いません。走行動画などで見た目で選んでいただくのがよいでしょう。なお、緩和曲線道床素材同士を直接接続するような短いカーブの場合では、サインカーブをご使用ください。詳しくは、実物の緩和曲線の使用制限をご覧ください。
誤った使い方の一例









緩和曲線の寸法と複線以上の場合

図を見ると、外側に行くにつれて緩和曲線で曲がる角度が小さくなり、内側に行くにつれて、直線レールの隣の直線部分が長くなっています。また、緩和曲線を使わない場合との寸法の差は、枕木方向をYa、レール方向をX'aと表示しています。複線以上でご使用になる際は、YaとX'aの寸法が同じ組み合わせでご使用ください。
30度中22.5度を緩和曲線といったタイプ
カーブレールの規格では、半径によって基準となる角度が様々です。例えば22.5度の内15度を緩和曲線にしたタイプや、30度の内22.5度を緩和曲線にしたタイプも制作する予定です。緩和曲線で曲がる角度が大きいほど、スペースを大きく使ってしまうため、半径や角度に合わせて、複数の組み合わせをご準備する予定です。
なお、複線間隔を揃えることが可能な組み合わせの内、内側から順に、R1、R2、R3…と表示しております。緩和曲線で曲がる角度については、R2以降の場合でも、R1の場合の角度を記載しております。(例えば一番内側のR1が、30°の内22.5°が緩和曲線の場合、R1に組み合わせることのできるR2以降のレールにも、角度は「22.5/30」のように表示しております。)
複線や、単線と複線の混在する場合…小判型
全線複線の小判型エンドレス

複線と単線が混在する小判型エンドレス

2つの半径が存在する単線のダルマ型エンドレス

2つの半径が存在する点対称な小判型エンドレス

手前の駅と反対側だけ緩和曲線を使う場合


四角形の四隅にカーブのあるエンドレスの場合
広いスペースなどで、長方形の四隅にカーブがくるようなレイアウトプランの場合です。直線部分の長さと、円曲線の長さの関係で、サイン曲線を使用した方がよい場合があります。
円曲線が長い場合

円曲線が短い場合

小判型から斜めに伸ばす場合
今度は、小判型から斜めに伸ばすレイアウトプランです。斜めに伸ばす関係で、緩和曲線道床素材の曲線側同士を直接繋ぐ場合では、この部分は基本的に、サイン曲線のものを使用してください。一方で緩和曲線道床素材の間の円曲線が長い場合では、クロソイド曲線を使用することも可能です。
斜めの部分が長い場合

一方で、緩和曲線道床素材の曲線側同士を直接接続するような場合(間の円曲線が短い場合)では、基本的にサイン曲線をご使用ください。クロソイド曲線を使用する場合は、間に円弧が入らない場合に限り使用可能ですが、非推奨です。

一方で、緩和曲線道床素材の曲線側同士を直接接続するような場合(間の円曲線が短い場合)でかつ複線の場合は、サイン曲線をご使用ください。
小判型以外の場合と実物での使用制限
今回ご紹介した緩和曲線道床素材の内、特にクロソイド曲線のものは、直線と円曲線の間に入れることを前提としております。緩和曲線と緩和曲線の間の円曲線の長さについては、クロソイド曲線の場合では実物では各種制限があります。模型ですので実物と同様の制限を守る必要は必ずしもありませんし、模型ではそもそも緩和曲線自体を使わないのが通常ですが、より滑らかで走行性のよいレイアウトプランを作るために、実物における緩和曲線の制限についての解説(上級者向け)もございます。
なお、ポイントと緩和曲線の直接接続については、通過列車の場合だけを考え、待避線を走行する列車については、実物のような厳しい基準を適用する必要はないでしょう。